切り捨てられる人々

新型肺炎による影響

緊急事態宣言も全国規模で出ている今、広い分野で経済影響が出ています。
飲食業や旅行関係、イベントなどのエンターテイメント関連が特に大きな経済ダメージを受けており、そこから影響を受ける形でシステム業界も予定されていた仕事がキャンセルになる等大きな影響を受けています。

仕事が減ると

日本のシステム業界に蔓延しているSESという客先に常駐する形態の仕事。
本来は高スキルな人材によって色々と挑戦していく事を期待されていましたが、現状は足りない人員を補うことが目的となっています。
多少割高となっても、いつでも解除できるという旨味を残すために！

そんな人員ですから、新型肺炎による仕事が減少すれば当然人員が余剰となり売上に対してコストが上回っています。
そうなれば、契約を切るという選択肢になるのは当然でしょう。

何も行動できない

客先常駐のSESは常駐先に仕事があることが大前提となります。
常駐先に仕事がなければそもそも仕事が発生しないので利益を生み出すために人員を送り込むことができません。

つまり相手先に仕事が生まれるまで何もできないわけです。
これがSESでなければ新たなソリューションに取り組むなど、今までと異なる利益を生み出す施策で対応することもできます。

いつまで続く？

新型肺炎の収束までいつまでかかるかわかりません。
経済状況の回復まで考えると年単位になる可能性もあります。

そんな中SESはとにかく待つしかないでしょう。
しかし、今転職という選択肢はとても難しいでしょう。
そもそも正社員を守るので精一杯な会社が多いでしょうし、この先の経済状況がわからない以上、社会的に経済状況が安定するまで採用関連は麻痺していると予想されます。

しかし、この先経済が安定したときに備えてスキルを伸ばしたり、SES以外の職につけるよう備えておくことはしておいて損はないはずです。