コロナの影響は少ないSES業界？

思ったよりも影響を受けていないSES？

景気に左右されやすく不安定なSES業界なので、コロナによる世間の動きの中、さぞ大打撃を受けたと思われるSES業界ですが、いろいろな情報を見ていったところさほど影響は受けていない様子です。

非常に意外であり珍妙に思える状況です。

 影響を受けている業種はある

影響が少ないという情報がありますが、当然影響を受けている傾向はあります。
飲食関係のシステムや旅行業界のシステムを取り扱っているところです。
これは発注側が非常に厳しい状況なので影響がダイレクトに出ているところでしょう。
発注元が新規開発を凍結し支出を抑える方向になっています。

影響を受けていない業種は？

お役所系の仕事や物流系の仕事は比較的影響は少ないと聞いています。
そもそも物流系はコロナの影響において利益を伸ばしている情報もあります。
もとより人手不足な状況にあったSES業界も、飲食や旅行業界の人でこちらに充てている様子にも捉えられます。

人手不足な状況から影響は少なかった？

結局のところ近年のIT不人気の影響下で安価な要員が不足していた状況なので、全体的な案件が減った分SES側からしたら影響が少なかったということでしょう。

ただ、これを楽観視するのは危険です。
受注している案件の発注元が財布の紐を締めれば、途端に案件を食い扶持を失うわけです。

真っ当に飲食業界や旅行業界のシステム開発を受託や自社開発されている企業は非常に苦しい状況でしょうが、ノウハウや技術力は蓄えているでしょうから今が踏ん張りどころです。
ここを乗り越えれば、コロナ明けの反動で仕事は増えると予想されます。

受託や自社開発を行っている企業の未来は可能性がありますが、SESは景気や世の中の動き一つで影響があったりなかったり、不安定な綱渡りを続けていますが、今回のコロナで安心をしていると、この先の大きな出来事の際に痛い目を見ることになります。