技術力を失ったシステム会社≒SES会社
システム開発の会社とは?
一般的にシステム開発の会社と聞くとどのような印象を持っているでしょうか?
プログラムを書くエンジニアがパソコンに向かってプログラムのコードと睨めっこしているイメージでしょうか?
はい、実際にシステムを構築しているフェーズではプログラムのコードを書き、テストを行う作業は今でも変わらず行われています。
実際には家を建てる工程に似ていて、図面を引くように設計をする人や、間取りや設備を客に説明するように要件定義をする人、家が建った後に電気設備の検査をするようにテストをする人など、プログラムを書く以外にも様々な専門知識が必要な作業があります。
はい、本来システムを作るということは専門職であって、システム会社は専門技術を持った従業員が所属する組織というものです。
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IT業界の人材不足?
リーマンショック時には大量の技術者の案件がなくなり、多くの技術者が職を失うような事態になりました。
しかし、そこから景気の回復とともに幾つかの要因が重なった結果、今日では致命的な人材不足と言われる状況となっています。
要因とは
- 急激なIT産業の成長
- 技術者の定年
- 印象が悪いためIT離れが加速
1.急激なIT産業の成長
様々な業種がITを駆使しして新たな取り組みや無駄を省く事に利用範囲を拡大している事があげられます。
残念ながら日本ではコストを抑えることにばかり注力して、新しいことに取り組むために活用する事ができない企業が大半ですが。
2.技術者の定年
80年代90年代と一線を駆け抜けてきた世代が定年を迎え始めています。 次の要因と関係しますが、定年で抜けていく人材と新たに業界に参入してい来る人数で計算すると人員の数はマイナス方向に推移しています。
3.印象が悪いためIT離れが加速
元々デスマーチや徹夜続きのような悪い印象がついていたIT業界ですが、過労死問題が取り上げられた辺りから印象の悪さが加速した様子です。
学生の希望職種でも2000年頃はIT企業が多く見られましたが近年ではTOP10にも見られなくなりました。
印象面で言えばリーマンショック当時IT技術者だった人も、案件がなくなれば簡単に使い捨てられる事を痛感して他業種へ移る動きが活発になった事も挙げられます。
そして諸悪の根源であるSESを悪用した偽装請負や多重下請構造で景気が回復しても一向に収入が上がらない事実に見切りをつけた人も多々見られます。
病気に理解のない管理者は淘汰される
休むというのはじっとしていることではない
一般的に風邪のときに安静にしている事や、体を動かさないでいることが休んでいるイメージが強いですが、それは身体の急速の場合で脳の休息は必ずしもじっとしていることではないのです。
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